滋賀県立大学工学部では、主に滋賀県内の製造業と教員との研究交流・情報交換を進め、
新たな製品開発や研究テーマ発掘につなげ、産業発展と科学技術の向上に寄与することを目的に産学の研究交流の場として2017年に“県大Techサロン” を発足させました。さらに、2019年には官公庁も参加となり、産学官の連携を強めていくこととなりました。
”県大Techサロン” は工学部内の同系リソースをテーマ別にグループ分けして、「物質創生」「機能創生」
「エネルギー環境」「情報応用」の4つのサロンで構成されています。
これによって、いままで以上に技術的・専門的な内容を、より深く掘り下げて、継続的に情報交換を進めようと考えています。
各サロンへの入会をご希望の場合には、「会員登録のご案内」ページをご覧ください。
物質創生サロン
<所属分野とその主な研究>
【金属材料分野】
金属材料のナノ・ミクロ組織を制御し、優れた強度や機能性を発現する研究を行っています。
【セラミックス材料分野】
ガラスを中心とした無機材料の機械的性質や融体物性評価を行っています。
【高分子機能設計分野】
様々な構造を有する機能性高分子材料を精密合成し、新しい機能を創生しています。
【材料力学分野】
新たな表面改質技術や材料試験法、非破壊検査技術の開発に取り組んでいます。
【デバイス工学分野】
半導体プロセスや光デバイスの研究を通じ新奇デバイス応用に取り組んでいます。
機能創生サロン
<所属分野とその主な研究>
【有機複合材料分野】
プラスチックの成形加工から劣化、高機能化に関する研究を行っています。
【機械ダイナミクス分野】
運動・振動・騒音など動的な現象の解析と制御に関する研究を行っています。
【生産システム分野】
製品ライフサイクル工学、技能訓練システム、生体信号を用いた人間支援技術に関する研究を
行っています。
【センシング工学分野】
磁気計測の高機能化と応用、原子間力顕微鏡による固液界面計測に関する研究を行っています。
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エネルギー環境サロン
<所属分野とその主な研究内容>
【エネルギー環境材料分野】
「光・量子情報・エネルギー」をキーワードに太陽電池や電子材料を研究しています。
【エネルギーと動力分野】
内燃機関の新燃料や燃焼法,燃焼伝熱メカニズムに関する研究に取り組んでいます。
【流体工学分野】
物体周りや管路内に発達する流れを実験とシミュレーションの両面から研究します。
【パワーエレクトロニクス分野】
電気エネルギーの発生・変換・貯蔵や未利用エネルギーの活用技術を研究します。
情報応用サロン
情報技術について幅広く捉え、情報の取得・設計・解析・成果実装に取り組みます。
<所属分野とその主な研究内容>
【有機環境材料分野】
豊富な形態と性質を示す有機化合物の構造情報を設計し、分子性の材料づくりで実証します。
【メカトロニクス研究分野】
センサやカメラからの情報を活用した"人に優しい機械"を開発・設計・制御します。
【電子回路分野】
システム構築から要素部品開発まで、境界にとらわれずに技術と知恵を注ぎ込みます。
【知能情報工学分野】
人間とコンピュータの協働により、両者の知能を最大限に生かすシステムを構築します。
【ネットワーク情報工学分野】
多くの事物データや人間行動を、ネットワーク手法等で信号処理し"見える化"します。