機能創生サロン

趣旨
2017年より創設される「県大Techサロン」に関し、テーマ別サロン「機能創生」では 有機材料から機械ダイナミクス、生産システムからセンシング技術という非常に幅広い“機能創生・機能付与”を目的とした研究紹介や実験実習等を行い、産学交流を勧めます。
テーマ別サロン:「機能創生」について
当サロンでは、以下のような研究・技術に関する各種相談、情報提供をさせて頂きます。
<所属分野とその主な研究>
【有機複合材料分野】プラスチックの成形加工から劣化、高機能化に関する研究
【機械ダイナミクス分野】運動・振動・騒音など動的な現象の解析と制御に関する研究
【生産システム分野】製品ライフサイクル工学、技能訓練システムに関する研究
【センシング工学分野】磁気計測の高機能化と応用、電磁現象による非破壊検査に関する研究
<セミナー・成果報告会>
外部資金による研究成果の社会還元(科研費による研究成果報告)や、技術講習会等の実施
2017年度活動のセミナー・成果報告会等の予定
<科研費成果発表>
【場所】滋賀県立大学   【日時】未定
【基盤研究(C)】
「ポリシラン(PSi)と各種高分子/複合材料の特異的な相互作用発現メカニズムの研究」(H25~H27)
【概要】
生産されている熱可塑性樹脂のおよそ半数以上をポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)が占めており、特にPPは熱的特性,力学的特性に優れ,自動車用部材の筐体等に多く用いられている。しかしながら、PPを筐体部材として用いる際の接合方法としては主に熱融着法が採用されており,融着の完全性の担保および更なる作業の効率化が望まれています。本研究では,ポリシラン添加によるPPの熱融着性の改質効果や分子運動性等に与える影響について検討を行い、融着時間の短縮化、温度の低温化、同じ融着条件での融着強度の増加効果を発現することが明らかとなり、今後樹脂成形方法への応用が期待されます。
<技術講習会>
【場所】パナソニック企業年金基金 松心会館
「高分子材料の機器分析-熱分析、電子顕微鏡からレオロジーの基礎-(全4回)」(成形加工学会関西支部「基礎講座」と連携)