2023年度 県大Techサロン活動報告

5月に新型コロナ感染症が第5類に移行した後、季節外れのインフルエンザの感染増加などのニュースもありましたが、マスクから解放され、ほっとした雰囲気が世の中に感じられた一年でした。

【2023年9月8日 第112回高分子セミナー開催】
 「高分子の構造と物性・機能」と題して、お二人の先生にご講演いただきました。
   大阪公立大学工学研究科 堀邊英夫教授 「PVDFの結晶構造制御」
     フッ素樹脂の一つポリビニリデンフルオライド(PVDF)の3つの結晶構造のうち、特にⅠ型結晶(β晶)
     についての講演。
   
   滋賀県立大学工学部材料化学科 竹下宏樹准教授 「環状高分子の結晶化挙動」
     環状高分子、特にポリテトラヒドロフランとポリメチレンオキシドについて、環状構造が結晶形成と
     球晶成長速度に及ぼす影響についての講演。

 

【2023年9月25日 工学部研究交流会開催】
  多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。
  3分プレゼンテーションでは、短時間ではあるものの、最新の情報などが盛り込まれた発表がなされました。
  ポスタ―セッションは、茶話会形式で行われたため、昨年より活気のある明るい雰囲気となりました。


 <2023年度参加者集計>

外来参加者 工学教員・職員 学生 合計
96名(41社3団体) 46名 56名 198名

 <アンケート結果>
  アンケートにご協力いただきありがとうございました。ご回答の一部をご紹介いたします。
  ・ショートプレゼンは3分という短い時間だが、概要が分かり、ポスター発表のブース選択の参考になった。
  ・ショートプレゼンは、短く簡単に幅広く知ることができてよかった。
  ・ポスタ―セッションは、人が集中しているところは待ち時間が長かったり、話すタイミングが難しかったりした。
  ・もう少しゆっくり話ができたらいい。
  ・共同研究や学術指導の申込方法の案内があってもよい。

【2023年12月4日 カーボンニュートラル研究成果事業化促進フォーラム開催】
 大阪工業大学梅田キャンパスOIT梅田タワー常翔ホールで、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されました。
 本フォーラムで、エネルギー環境サロンの奥健夫教授が研究成果の発表をおこないました。

 <カーボンニュートラル研究成果発表>
   ①「大気中形成可能な高耐久性ペロブスカイト太陽電池」
        滋賀県立大学 工学部 材料化学科 教授 奥 健夫 氏
   ②「全固体電池の実用化に向けた取り組みと要素技術開発」
   ③「電気を使ったものづくり:有機電解によるオリゴ糖合成」
   ④「無機多孔質素材を用いたカーボンニュートラルへの2つのアプローチ」
   ⑤「湿式表面処理法を用いたナノ多孔質膜の形成と水電解用電極への応用」
   ⑥「カーボンニュートラル社会実現のための液体水素の製造・貯蔵・輸送技術の研究開発」

 


2024年03月01日